「sealing」(密封する、封印する)という意味で、建築物(住宅・マンション・オフィスビルなど)の水密性や気密性、強度を確保・維持て行くうえでとても重要な役割を担うのとともに意匠面からは見た目の美しさも非常に大きなポイントになります!
極端な話をすれば、どれだけ有名な建築家が設計した美しい建物でもシーリング工事を疎かにしてしまうと雨はダダ漏れ、風は入ってくるわ所々ひび割れて挙句には崩れてしまうといったことに見舞われるということです。
そこで建物の外壁の目地であったり隙間、窓ガラスのまわりといった所にシーリング材を充填したのち綺麗に仕上げます。そうすることによって雨水・風・音などの侵入を防いだり、部材自体の強度も高める効果も得られるのです。
それこそがシーリング工事なんです!
先程の説明に「目地」という言葉が出てきましたが、シーリングは主にこの目地に対して施工します。
内装は別として建物の外壁には必ずと言っていいほど目地が存在します。建物を外から見るとある一定の間隔でラインの様なものが入っているのですが、それが目地と呼ばれるものの中で1番分かりやすいです。中には触ってみたことがある人もいるのではないでしょうか?
その時にプニプニとした感触が感じられるのですが、まさにそれがシーリング材と言われるものです!
いくつか施工の様子をご紹介します
最初に紹介した「外壁にあるラインの様な目地」の他にも写真のように様々な場所に目地は存在します。
例えば異なる部材と部材を取り付ける際に出来る連結部分(ジョイント目地)、タイルとサッシの継目(異種取合い目地)など挙げればキリがありませんが、1つの建物の中には多くのシーリング工事が必要不可欠なのです!
私たちの仕事は0からモノを作る仕事ではありません。鉄骨やコンクリート、タイル、サッシ、ガラスといった0から1になったモノを2や3…その気になれば100やそれ以上に伸ばして行く仕事だと私は考えます!
絶対に漏水はさせないぞという緊張感と使命感。厳しい工程・予算の中で最後までやり抜いた時、綺麗に仕上げられた時の達成感を日々感じながら私たちは取り組んでいます。